狛ネズミのいる大豊神社

今年はネズミ年ということで、行ってみたかった狛ネズミのいる大豊神社にやっと行ってきた。
哲学の道からちょっとだけ東に入ったところにあるごぢんまりとした神社だけど、やっぱり今年は参拝客は結構多かったよう。

他にも狛猿、狛鳶、狛蛇、更に稲荷社もあるので狐までいる、という(もちろん狛犬もいるけど)動物園か、てな神社。

狛ヘビ
狛トビ
狛サル

大豊神社に行く前に、丸太町通沿いにある岡崎神社に寄ったんだけど、こちらは狛ウサギなんてものがおります。

大豊神社の狛ネズミは、大国主命をネズミが助けたという神話に由来してるそうなので、岡崎神社の狛ウサギも大国主命絡みかと思ったたら、ウサギは多産ということと昔この辺に野ウサギがいっぱいいたから、というほんまかいな、という理由らしい。

コロナウィルスの影響か、ガラガラの哲学の道を抜けて、北に向かって自転車を走らせ、赤山禅院へ。
赤山禅院は、狛サルでこそないものの、鬼門除けの「猿」がいる、というので有名な寺。
拝殿の屋根に鎮座(暴れないよう閉じ込めている、という説も)しているのがその「猿」。御幣とかぐら鈴を持って、御所を警護していると言われてます。

皇城表鬼門の札

実は赤山禅院で一番気に入ったのは、不動明王堂に横に置かれてた昔の消防ポンプ。かっこいい!

更に足を伸ばして三宅八幡へ。こちらはなんと狛ハト。八幡と鳩というのは関係が深いらしいけど、狛ハトというのは珍しいかも。ちなみに祭神は応神天皇。

幕にも鳩。

遊んどるとしか思えん…。
三宅八幡からちょっと東に行くと崇道神社。
平安京の怨霊といえばこちらが元祖であろう、早良親王を祀っている神社。
早良親王が幽閉されていた乙訓寺は、今は小綺麗になってるけど、こちらの崇道神社は陰鬱な感じではあるけど、観光寺院のような派手さはなく、厳かな雰囲気で、信仰心の欠片もない僕ですら神妙な心境になる神社。

ほんとはもうちょい自転車で走りたかったけど、天気があやしくなってきたので、ここから戻ってきた。
桜のシーズンには大原まで行けるか。